本場大島紬は、わが国において最も長い歴史と伝統をもつ絹織物です。昭和50年2月に経済産業大臣が指定する「伝統的工芸品」の第一号に認定されました。
大島紬の工程は、大きく分けて30数工程あり、図案に始まり織り上がるまで半年近くかかり、1つ1つの工程が、非常に複雑で高度な熟練した技術が要求されます。
長い歴史のなかで商品や技術開発がすすみ、その結果、緻密な絣模様や、軽くて、暖かく、しなやかで、着くずれしないなど数々の優れた特徴が生まれました。
大島紬は光沢を抑えた泥大島紬から明るく現代的な白大島紬まで彩りも多彩です。
近年、洋装・インテリア・小物としての大島紬の製品化も進み、着物以外での大島紬も注目されています。