昭和31年、「糸つむぎ」「絣くくり」「地機織り」の技術が国重要無形文化財に指定された結城紬。平成22年にはユネスコ無形文化遺産へ登録され、今も昔ながらの手作業で、真綿から糸へ、つむぎ、くくり、染め、織る、約40の製作工程を経て、1反の紬に仕上げています。
結城紬は、軽くて、暖かく、心地良いシルク100%です。他に類のない、結城紬のこの柔らかな風合いの秘密は、その原料となる真綿と、真綿から手でつむぐ撚りのない手つむぎ糸にあります。この手つむぎ糸は空気をたくさん含んでおり、希少な絹の素材であるのが特徴です。