小千谷織物の歴史はとても古く、古代からある越後布(麻布)を始まりとしています。17世紀中ごろに表面に細かな凹凸がある「小千谷縮」が誕生し、その涼やかな着心地から夏の高級着物地として日本中に広まったことから織物の生産が盛んになりました。絹織物である「小千谷紬」は麻の「小千谷縮」の染色技法を取り入れ18世紀ころから織られており、双方ともよこ糸にあらかじめ絵柄になるよう計算した染色を施し、一本ずつ柄を合わせながら織る伝統技術を持っています。現在は、着物以外にも洋装やインテリアなど様々なジャンルの製品がつくられています。
小千谷織物工房「匠之座」
小千谷織物同業協同組合